こんにちは。りゅうぞうです。
今日、会社の上司と「ちょっとしたもめごと」じゃありませんけど、
「休暇」をめぐって面白いやりとりがあったのでお話ししようと思います。
最近は仕事が忙しく、終電帰りが続いています。
家に着くのがだいたい0時半くらい。
そこから風呂に入って、落ち着くと時計は1時をまわっています。
次の日は朝7時に起きて8時くらいには家を出ます。
もう、2か月近くこんな感じなので、ちょっとぐったりしてきました。。
まぁ、システムエンジニアの世界ではこういうことは珍しくはなく、
今までも何度もありましたので、慣れているといえば慣れているわけですが。
仕事そのものを嫌々やっているわけではないので、そういう意味での苦痛はないのですが、
ただ、さすがに20代の頃と違って、身体の方は少しずつ限界が近付いているのを感じていますね。。
年をとるのはいやなもんです。
そんな中、朝の出勤途中で電柱に貼ってあったこんなポスターが目に止まりました。
歩いていると、ときどき見かけるポスターです。
世界一周旅行、いいですよね。
一生のうち一度くらいは行ってみたいなぁと思います。
世界中のいろいろな場所を見て、食べて、遊んで。
海外旅行は、10年くらい前にエジプトに1週間くらい行ったきりですが、
その時の楽しかった思い出は今も鮮明に覚えています。
僕らはホントにラッキーな時代に生まれてきたと思います。
お金と時間があれば、飛行機に乗って世界中どこでもいける時代ですから。
まぁ、世界一周とまでいかなくてもいいですが、
今のプロジェクトが終わったら少し長期の休暇をとって
旅行に行けないかなぁと思ったわけなんです。
残業時間はたっぷりストックしていますので、
それをすべて代休申請してお休みできないかなぁと。
代休消化は会社にとっても残業代をお金で払わなくていいので、
基本的にはウェルカムだと聞いたことがありました。
今日はちょうど上司と会って、業務報告をする日だったので、
モノは試しということで話してみることにしました。
上司は「Iさん」といって、50手前くらいのおじさんです。
結構堅物な人で、あまり融通が効く方ではありませんから、
こちらとしてもあまり期待はしていないのですが。
以下、そのときの会話ですが、今日あった話なのでかなり忠実だと思いいます。
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(プロジェクトの進行具合など、業務的な説明が終わって。)
りゅうぞう「Iさん、プロジェクト終わったらちょっと長めのお休みが欲しいんですが。」
Iさん「え、そうなの。何日くらい?」
りゅうぞう「2週間くらいですかね。旅行とか行きたくて。」
Iさん「は? 2週間!! そんなこと言ったやつ聞いたことないよ(笑」
りゅうぞう「あれ、そうですか・・・。残業時間を代休で消化したいんですけど、ダメですかね」
Iさん「2週間はちょっと長すぎるなぁ。普通に考えてそれはないでしょ。」
りゅうぞう「そうですか・・・。じゃあ10日くらいならいけますかね?」
Iさん「いや、普通代休って言ったら3日、4日じゃない?それ以上はちょっとね・・・。」
りゅうぞう「契約終了後ならお客さんに迷惑もかかりませんし。
たまには家族でゆっくり海外旅行とか行きたいんですよね。」
Iさん「一般的な中小企業で、そんなに休みとれるところなんてないと思うよ。
もうちょっと常識的に考えてほしいなぁ・・・」
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と、まあこんな感じだったわけです。
僕も普通の会社で「2週間の休暇」は長いと思っています。
その辺はわかっていてあえて話してみたんですよね。
ちょっといじわるな話ではあるんですけど、
自分の会社の制約を再認識しておきたかったんです。
プロジェクトとプロジェクトの狭間なら、
お客さんには迷惑をかけませんが、
自分の会社にはそれなりに負荷がかかります。
なぜかというと、残業時間を消化中とはいえ、
その月に売り上げを生みださない社員に対して
給料を支払わなければいけないからですね。
お金に余裕のある会社だったり、選手層の厚い会社であれば
ある程度は寛容なのかも知れません。
でも、ウチのような余裕のない中小企業には
そんなお休みはまかり通らないわけです。
まぁ、Iさんの場合はそういった勘定的な話ではなくて
会社員としての固定概念的な感覚で言っていたのだと思うのですが。
今日話してみて、認識できたことがあります。
これは僕もそうだし、Iさんもそうなんですけど、
今の会社で働いている限り、
2週間以上の休みをとってゆっくりと海外旅行に行く自由はないわけです。
この制約は会社を退職する日、つまり65歳になるまで続きます。
だから、若くて元気なうちに世界一周旅行とかに行くことはできないわけなんですよ。
これって結構悲しい話だとおもいませんか。
これから先何十年もの間、長期休暇はないわけですからね。
このあいだテレビで豪華客船ツアーの特集をやっていたんですが、
参加しているのはみな定年退職を迎えた60代~70代くらいの年齢層の人達ばかりでした。
今まで大きな休みをとることもなく、何十年もあいだ真面目に働いてきた人達が、
第一線を離れてようやく真の自由を迎えるわけです。
一般的にはそういうものなんだと思います。
長期にわたる忙しい仕事が終わって、思い切って羽を伸ばしたいなー!と思っても
とりたいときに自由にお休みすることはできないんです。
もちろん、社員みんなで協力して会社を切り盛りしていくわけですから、
個人が好き放題にお休みしていいわけじゃありません。
それだとただのわがままになってしまいますから。
ちゃんと周りとの調整は必要です。
会社勤めするってことはそういうことです。
でも、僕らは会社員である前に一人の人間でもあります。
人間ならたまにはゆっくり遊びたいとか、何にもせずにダラダラ過ごしたいとか
そういうときもあると思いますし、僕はそれが悪いことだとは思わないんですよね。
今日のIさんとの会話からすると、お客さんや周りとの調整をしたとしても
会社的にはそれを認めてくれないというわけですから、
もしも、本当に長期休暇をとりたいなら会社を辞めるしかありません。
多くの人は今自分が働いている会社以外に収入源をもちませんから、
やめることもできずに我慢して働くわけなんです。
これは会社に100%依存しているからですよね。
会社に依存しているために、個人よりも会社を優先しないといけない
生き方を強いられてしまうわけです。
毎日毎日、会社勤めしていると忘れてしまいがちですが、
ふと我に返るとそんな生活が当たり前になっていたりするものです。
僕はそういう人生から脱却するために、
今は別の収入源を増やすことに力を注いでいます。
せどりをやっているのもその一環です。
いずれは1ヶ月くらい海外旅行にいったりしたいですからね。
やっぱり自分がめざすべきは「ヒマリッチな生活」だなぁと思うわけです。
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